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避雷器の選択

避雷器のサージ処理能力には全て限界があり、その処理能力を超えるサージについては無力である。従ってまずは、雷を受けても、回路にできるだけ大きなサージが生じないように、避雷針、架空地線、接地系統(アース系統)などの「導雷系統」を総合的に検討・設計する必要があり、しかる後に、サージから保護しようとする機器のサージに耐え得る能力(サージ耐力)、回路の状態などの要素を勘案して、最善となるものを選択することが肝心である。
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特にアース系統は重要で、例えばビルなどであれば、従来の分離アースはもちろんのこと、新しく規格化された一点接地(統合接地)でも、その設計に何らかの不具合や限界があると、ビルの避雷針に雷の直撃を受けた場合、アース側からその雷サージが避雷器に逆流、避雷器を破壊、機器を損傷する問題が知られている。これを逆流雷という。逆流雷により避雷器が壊れたからといって、アース系統を見直すことなく、避雷器のみをさらに大きなサージ電流を処理できるものに交換すると、今度は逆流した雷サージにより肝心の電力引込系統などを破壊する結果ともなりかねない。また、総合的に最善の対策を行ったとしても、雷の被害を完全になくすことは現在のところ不可能であり、総合的なフェイルセーフ設計が極めて重要である。

すなわち避雷器の選択、使用については、相当に専門的な知識を必要とすることから、専門とするメーカーや施工業者、コンサルタントなどと事前によく協議することが肝心である。

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2009年11月02日 01:46に投稿されたエントリーのページです。

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