推進に内燃機関を持たない方式の魚雷。草創期の方式。
草創期に成功を収めた推進方式のひとつに圧縮空気を用いたものが挙げられる。圧縮空気は2.55Mpaで保管され、その空気をピストンエンジンに送ることで1機のスクリューを毎分100回転させた。約180mを平均速度6.5ノット(時速12km)で推進するものであった。1906年にWhiteheadが製作した魚雷は1000mを推進し、平均速度は35ノット(時速64km)に達する。高圧の空気が膨張すると周りの熱を奪い、機関が凍結する問題が生じたが、海水を使って暖めることで解決。結果として性能向上につながった。
アルコール(最初はエチルアルコール、後にメチルアルコール)と圧縮空気から蒸気を発生させて推進力とする方式。圧縮空気のみの場合と比較してスピードは増したが、航跡がはっきりしてしまうというデメリットがあった。[1]アルコール以外に、過酸化水素の分解によって発生する蒸気を用いるヴァルター機関を搭載する魚雷も開発されている。
内燃機関による推進を行う方式の魚雷。1904年頃から開発が始まった。
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燃焼で発生する熱を水で冷却していたが、冷却の過程で発生した水蒸気をエンジンに送り込んで推進に活用する方法が見出された。蒸気を利用する魚雷はウェットヒーターと呼ばれ、蒸気を利用しない形式はドライヒーターと呼ばれる。ウェットヒーター式魚雷は第一次世界大戦から第二次世界大戦にかけて使用された。
燃料をエンジンで燃焼させて推進する魚雷の航続距離は、燃料のほかに酸化剤の搭載量にも大きく影響される。酸素を酸化剤とする場合、旧来の圧縮空気を用いた形式では燃焼に不要な窒素などが多く含まれているため(酸素は21%程度)、純粋な酸素のみを圧縮することでより多くの酸化剤を搭載することが検討された。